メッキパーツに錆が出てきたら

バイクのメッキに錆が生じる原因

バイクのメッキパーツに、錆が生じてしまうという人はいませんか?
なぜ錆が生じるのかというと、クロームメッキの使われている車種が多いからです。
クロームメッキとは鉄ニクロムでコーティングしたものを指します。
つまり鉄がベースなので、どうしても長年乗り続けているとサビが目立ちやすくなるわけです。

しかも見た目では気づかないかもしれませんが、クロームメッキの表面には無数の穴が開いています。
雨が降った時など、この穴を通じて水分が内部に侵入することがあり、下地部分の鉄が腐食して錆が発生するわけです。

もし錆をそのまま放置してしまうと、メッキ浮きが起こりかねません。
その結果、メッキの劣化を進めてしまったり、剥離してしまったりする可能性があります。
もしバイクに錆が認められれば、早めに対策を講じたほうがいいでしょう。

メッキパーツの錆の取り方について

メッキパーツの錆取り方法ですが、ウエスにサビ取り剤を適量付けてください。
錆の発生している箇所を磨けばいいだけなので、初心者でも簡単に実践できるでしょう。
浅い層に発生している錆であれば、これだけでも簡単に落とせるはずです。

もしメッキ部分の錆が取れたら、メッキ保護剤が販売されていますので、これでコーティングをしてください。
メッキ保護剤はウエスに1〜2滴つけるくらいで十分で、コーティングする際にはせっかくのメッキがぼやけてしまわないよう、均等にムラのないように伸ばすように意識しましょう。
均一に濡れたところで、保護剤が乾くまで待ちましょう。
だいたい5〜10分が目安で、最後に表面を磨いて仕上げていきます。

作業そのものは決して難しくはありませんが、症状が進行していると、サビ取り剤を使うだけではしっかり錆を取り切れない可能性があるので注意してください。
手遅れになってしまい、自分では対処が無理な場合、専門のバイクショップで修理を依頼するといいでしょう。

サビ取り剤にはいくつか種類がある

研磨タイプのサビ取り剤であれば、小さく斑点状になった細かな錆に対しては効果が期待できます。
また、錆を浮かせることで取り除くようなアプローチのサビ取り剤もあります。
点錆などに効果があるといわれていますが、地金に侵食するので、メッキの持っている光沢感が失われる可能性があるので注意しましょう。

サビ転換剤も販売されており、これは赤錆を黒錆にできるのが特徴で、赤錆を黒錆にするメリットは症状の進行を食い止められる点にあります。
赤錆は症状がどんどん進行してしまうのです。
ただし、こちらのサビ取り剤は最終手段として用いるものと考えてください。
また、マフラーの管底をはじめとした、目立たない個所で通常使用するサビ取り剤であることも意識しましょう。

シートが破れてしまったら

シートが破れた時の処置法

バイクのシートが破れてしまうトラブルは、決して珍しいことではありません。
シートの表面は経年劣化するため、少しずつ硬くなってしまいます。
そこにうっかり鋭利なモノを引っ掛けてしまうと、たちまち破れてしまうことでしょう。
その他にも、駐車中にいたずらされてしまうということもあります。

ひどいシート破れなら全面張り替えるという選択肢が真っ先に思いつくかもしれませんが、少し引っ掛けた程度の破れなら、全面張り替え以外の対処法を試してみることをおすすめします。
シート破れの対処法には、いろいろな方法があります。

最も簡単にできるものの、見た目がイマイチな方法なのがガムテープもしくはダクトテープを使って破れた場所をカバーするというものです。
しかし近年では、ガムテープなどでも黒や白、青や赤などバイクのシートに近い色味のものがラインナップされている他、バイクシートに貼る目的に製造されているものもあります。
リーズナブルに手に入るという点、気軽にさっと応急処置ができるという点で、小さな破れならまず最初に試してみたい処置方法と言えます。

2つ目の対処方法は、幌の補修シートを使うというものです。
使い方はガムテープやダクトテープと同じですが、トラックの荷台部分についている幌を補修する目的で開発された補修シートの方が耐久性や対候性という点では優秀です。
基本的に屋外での使用を前提としており、一度貼ると風雨に打たれてもなかなかはがれません。

3つ目の方法は、バイクのシートを補修するための専用テープや専用シートを使うというものです。
シートの補修専用のために開発されたアイテムなので、見た目という点でもシートと一体化してくれます。
ただし、粘着性は幌補修シートほどではありません。
使用する際には、シート部分の汚れや油をきちんとふき取ったうえで、はがれないようにシートの角を丸くカットしてから使うのがおすすめです。

4つ目は、接着剤を使うという方法です。
傷が小さな場合や、破れというよりも穴が開いた場合などに有効な方法で、敗れた部分が広がらないようにできます。
5つ目はシートカバーを装着するという方法で、ガムテープなどで補修した後、なんとなく見た目が気になる場合にシートカバーを付けることによって見た目のアップが期待できます。

破れがひどかったら交換しよう

ざっくりと大きく破れた場合などは、シートやテープで応急処置をしても見た目の面でマイナスです。
それに経年劣化が要因なら、応急処置をしても再び別の場所が破れてしまう可能性があります。
そのため、ひどい破れの場合、思い切ってシートごと交換したり全面張り替えるという処置が得策です。

排気漏れが起こってしまったら

排気漏れとはどんな症状?

バイクの排気漏れという症状は、パーマテックスやカッパーガスケットの部分から排気が漏れ出すという現象です。
ちょうどエンジンとマフラーをつないでいる部分から排気が漏れてしまう症状と考えると、分かりやすいのではないでしょうか。

排気漏れはパッと見ただけでは簡単に判別することは難しいですが、注意深く排気ガスの色を見ることで判別できます。
通常ならオレンジ色をしているはずのパーマテックスやカッパーガスケットなどのパーツが黒っぽく変色していることが多く、色の変化で気づくライダーも少なくありません。
また、バイクの走行中に普段よりも振動具合がおかしいと感じたり、なんとなくエンジンのパフォーマンスに違和感を感じることもあります。

排気漏れが起こると、吸気や排気のシステムまでのフローが正常に行われなくなってしまいます。
燃焼室に充填される空気量が増えてしまい、空燃費にもマイナスの影響が出てしまいます。
エンジンが過熱された状態となると、エンジンのパフォーマンスや耐久性にも影響が出て、最終的にはパワーがダウンする事態にもなります。

最悪の場合、走行中にマフラーが落下するという大事故を引き起こすリスクもあります。
そうしたトラブルを避けるためには、できるだけ早い段階で修理する必要があるのです。

排気漏れはなぜ起こる?

排気漏れの原因は、クランプの部分にあることが多いです。
クランプというパーツは純正のものが使われることが多く、バイクマニュアルでは一度緩めたら交換しなければいけないというルールになっています。

しかし、DIYのメンテナンスで緩めてしまい、そのまま再度締めてしまうバイカーは少なくありません。
クランプは一度緩めると再び緩みやすくなる傾向があるので、走行している間に少しずつ緩み、排気漏れが起こりやすくなります。

排気漏れしたらどう対処すれば良い?

排気漏れが起こったら、放置するのはNGです。
エンジンにかかる負荷がどんどん大きくなりますし、放置した状態では車検にも通りません。
早い段階なら、緩んでいるクランプを新品のパーツに交換するだけでクランプのゆるみが収まって排気漏れもストップできます。

クランプは、一度緩めたらリサクルするのではなく、新品のパーツに交換しなければいけません。
もしDIYでバイクのメンテナンスをするのなら、クランプパーツは複数を常備しておき、ニーズに合わせて新品に交換する作業をすることをおすすめします。
DIYによるクランプ交換でも排気漏れが対処できなければ、他に要因があるのかもしれません。
バイクショップへ持ち込んで、専門の整備士にチェックしてもらうことをおすすめします。

メッキ部分のメンテナンス

メッキクリーナーって何?

メッキクリーナーとは、バイクの金属部分のメンテナンスに使うためのアイテムです。
バイクの金属部分は飛び石などによって細かい傷がつきやすいだけでなく、風雨による錆びや曇りなどが目立ちやすいものです。
放置するとバイクの見た目にもマイナスの影響が出てしまうため、こまめにメンテナンスで磨いてあげる必要があります。

そんな時におすすめなのが、メッキクリーナーです。
メッキクリーナーには、どんな種類のメッキなのかによっていくつかの種類があります。
例えばステンレスやアルミなどシルバーカラーのメッキなのか、それとも黒光りが美しいクロムメッキなのかによって、使用するメッキクリーナーを変えると良いでしょう。
メッキクリーナーにはそのメッキを最大限に美しく見せてくれるケミカルが入っているので、正しく選べば仕上がりの満足度がとても高くなります。

バイクに使われている金属パーツは、表面に小さな穴が開いています。
こまめにメンテナンスをしないと、それらの小さな穴から錆びが起こってしまい、錆びが広がることによって金属表面の穴が大きくなってしまいます。
そうなると、元に戻すことは難しくなるのです。

そうならないように予防策としての役割もあるのが、メッキクリーナーです。
メッキクリーナーを選ぶ際には、錆防止ケミカルが入ったものを選ぶと良いでしょう。

メッキ部分をきれいにしたら保護剤を使おう

メッキクリーナーの中には汚れや傷を綺麗に磨き落とせる役割があるだけでなく、さび防止という保護剤が含まれているクリーナーもあります。
保護剤が入っているものは、メッキ表面の小さな穴の中にケミカル成分が入り込み、全体をシッカリコーティングしてくれます。
その結果、さびが起こりにくい美しい状態を長期間維持できるのです。

もし使用するメッキクリーナーに保護剤が入っていない場合、別途で購入することをおすすめします。
スプレータイプでも良いですし、液体タイプを塗布してウェスで拭くタイプでもOKです。
大切なことは、保護剤をメッキパーツの表面に塗ることでコーティングするという作業なのです。

メッキクリーナーを使っても、頑固な錆びはなかなか落ちてくれません。
そんな時には、バイク用の錆び取り剤を使って錆び除去しましょう。
メッキクリーナーを使った後でも前でもOKですが、細かい傷をしっかり落としたうえで錆びを確認したほうが除去作業をしやすいかもしれません。
錆び取りクリーナーで錆びを取ったうえで、保護剤を使ってあげるのがおすすめです。
ただしメッキクリーナーの中に保護ケミカルが含まれている場合、錆びがついた状態で表面をコーティングしてしまうと錆びを落としづらくなりますから注意してください。

樹脂パーツのメンテナンス

くすみをとるケミカルは何?

バイクには、金属パーツだけでなく樹脂パーツも使われています。
例えばウィンカーのボディやリアフェンダーは樹脂ですし、ミラーのボディ部分も樹脂で作られています。
スクーターならステップフロア面が樹脂で作られており、バイクの軽量化に樹脂は欠かすことができない素材となっています。

しかし、樹脂には経年劣化するという性質があります。
これは誰がどんなお手入れをしても、完全に止めることはできません。
金属パーツは磨くと耀きを取り戻せますが、樹脂パーツは金属パーツと同じお手入れをしても状態は良くなりません。
しかし普段のメンテナンスやお手入れ次第では、新品な状態を長持ちすることも十分に可能です。

樹脂パーツが経年劣化すると、白化と呼ばれる現象が起こりやすくなります。
白化を招く要因には経年劣化だけでなく、紫外線によるダメージもあります。
白化が起こるとパーツの色が白っぽくくすみます。
ワックスを塗っても改善するのは一時的なので、樹脂表面の毛羽立ちの隙間を樹脂で埋める作用を持つメラミンというケミカルを使ったメンテナンスがおすすめです。

バイクショップでは、メラミンスポンジなど手軽に使えるくすみ取りケミカルが販売されています。
メラミンスポンジで白化した部分を軽くこすって毛羽立ちの隙間を樹脂で埋めた上で、ケミカル剤を塗布しましょう。
塗装が必要なら、その上に行えばOKです。

ツヤを出したい時におすすめのケミカルは?

樹脂パーツにツヤを出せるケミカルもあります。
光沢復活剤と呼ばれるケミカルをスポンジにつけてつやを出したい部分を軽くこすると、ケミカルの中に含まれているガラス質素材が樹脂の表面に密着しツヤを与えてくれます。
このケミカルは、樹脂パーツにツヤを与えるだけでなく細かい傷から樹脂表面を守る役割もしており、一度塗ると約1年程度は耐久性がある商品が多いです。

ツヤ出しケミカルの中には使いやすいスプレータイプもありますから、面積が広い部分に使うならスプレータイプの方が使い勝手が良いかもしれません。
ただし、樹脂パーツ以外の所にスプレーしてしまうとガラス質成分が頑固に付着してしまうので注意しましょう。

ちなみにつや出しケミカルは、スイッチボックスやウィンカーのボディ部分などツヤが欲しい部分の樹脂パーツに使うことができます。
対応できる樹脂の幅は広く、ABS樹脂に加えてPP樹脂のようにはがれやすいタイプの樹脂の上からでも使用できます。
こうしたつや出しケミカルにはブラックやホワイトなどの色がついており、透明ではないので注意しましょう。
未塗装部分の樹脂表面に直接塗る際には、ケミカルの色がそのまま樹脂パーツに塗布されます。
そのため、色選びでは注意が必要です。

速度低下にもつながるドライブベルトの交換時期や交換方法

ドライブベルトとは何か

ドライブベルトというのはスクーターの変則機能を持っている箇所です。
メンテナンスをする時に最も気になるのはタイヤですが、タイヤと同じようにドライブベルトの劣化の確認が必要となります。

ドライブベルトはVベルトとも呼ばれますが、このベルトが劣化すると最高速度が低下したり、燃費が悪くなることもあるようです。
すり減りや劣化に注意し適切な交換が必要となります。

ドライブベルトの劣化の判断はどこでみる?

ドライブベルトはスクーターの変則機能を果たす箇所なので、高速走行すればどんどん摩擦の熱によってすり減る箇所です。
そのため、どうしても劣化する部分として確認しておく必要があります。

ドライブベルトは劣化すると細くなりケースに粉が貯まるようになるのでわかりやすいです。
最高速度が低くなることでも劣化がわかりますが、最高速度に関してはウエイトローラーに原因があることも考えられるので、一概に速度の出方によってドライブベルトの劣化ということはできません。

ドライブベルトはいつ交換すべき?

ドライブベルトは走行距離に影響するため、一般的に総走行距離数が1万から2万で交換することがおすすめされています。
もちろんベルトが切れたら交換しますが、ベルトが切れれば走行できなくなるので走行中に切れることがないように確認が必要なのです。

ベルトにひびが入っている状態では走行できますが、切れるのは時間も問題となります。
事故のリスクも大きくなるのでベルトの劣化状態を見て早めに交換を考えましょう。

ドライブベルトの交換はどのように行えばいい?

ドライブベルトはそれほど難しい作業ではないので、自分で交換することもできます。
クランクケースを開けてプーリーとクラッチ、次いでドライブベルトを外してから新しいものと交換です。
プーリーとクラッチを元通りにしてクランクケースを閉じて終了となります。

新しいドライブベルトはプーリーと馴染むまでに時間が必要です。
交換してからすぐに高速走行すると危険なので、ある程度こなれてから高速走行するようにしましょう。
通常100㎞位走ることでベルトがなじむといわれています。

ケースの中に粉の蓄積があれば、その粉をきれいに拭き取り清潔にしておきましょう。
また交換やメンテナンスに慣れていない方は、ショップにもっていき依頼することで交換してもらえます。
部品と工賃でだいたい1万くらいといわれていますが、お店によって金額も変わりますので確認してから依頼するほうがいいでしょう。

またドライブベルトの交換の際、ウエイトローラーの交換も通常2万キロといわれているので一緒に交換することもあります。
ショップに依頼して一緒に交換が必要となってもプラス1000円くらいなので、料金にそれほどの違いはないようです。

バイクを動かす重要な役割を果たしているクラッチホースの交換時期

バイクに重要なクラッチホースとは

バイクを動かすために必要不可欠な部位というとクラッチホースです。
メンテナンスし忘れることが多いクラッチ周辺は変化が出にくい箇所なので、意識してメンテナンスする必要があります。
色々なメンテナンスがありますが、特にバイクを動かす重要な部分となるのでしっかりメンテナンスしましょう。

クラッチレバーとミッションをつなぐ重要や役割を持っているパーツがクラッチホースです。
油圧によって力を出す油圧式クラッチが採用されているバイクにあるパーツとなります。
クラッチレバーの周辺を見てみるとリザーブタンクがついているのでわかりやすいかもしれません。

車種や走行距離などにもよりますが、バイクのクラッチホースは通常4年くらいで交換することが必要とされています。
クラッチホースの交換は自分でもできるのでセルフメンテナンスしてみてもいいでしょう。

クラッチホースを自分で交換してみよう

まず作業の邪魔になるのでサイドカウルなどの周辺パーツを取り外します。
リザーブタンクのクラッチフルードを抜いてクラッチホースを取り付けているステー、ボルト、クラッチレリーズを外し古いクラッチホールを外しましょう。

それから取付となるので今度は取り外しと逆の手順でクラッチホースを取り付けます。
クラッチフルードを注いでエアを抜き、作業の邪魔になるため取り外したパーツ類を取付走行距離を確認、終了です。

油圧式クラッチのクラッチホースを交換する際にはリザーブタンクにあるフルードの交換も必要となるので、慣れていない方はショップに依頼する方がいいでしょう。
クラッチもバイクにとって重要なパーツであり、走行性能に大きく影響する箇所なので不具合が起きるのはよくありません。

点検に関してもメンテナンスに関しても経験が少ない方はショップに依頼し、適切に点検、メンテナンスをする方が安全です。
バイクの動力伝達パーツという重要な箇所なので初心者の方は無理せずショップに依頼するほうがいいと思います。

クラッチホースをショップに依頼すると工賃はいくら?

クラッチホースを交換する費用はもちろんショップによって違いますが、一般的に5000円くらいからです。
クラッチホースの交換で5500円くらい、クラッチマスターシリンダー交換・ラジアルポンプ交換で5000円程度、クラッチマスターシリンダー交換・レーシングマスターで6000円くらい、クラッチレリーズの交換で4000円くらいとなります。

所要時間も長くて1時間20分程度なのでショップで交換する方が安心という人も多いです。
クラッチホース以外に交換が必要でも工賃、所要時間ともにそれほどかかるメンテナンスにならないので無理せず、慣れていない方はショップにもっていくことをお勧めします。

エンジンガードに役に立つ「サブフレーム」について紹介

エンジンガードになるサブフレームとは

車体を強く保つために利用できるパーツがありますが、サーキットなどの高速運転でもよく利用されるのがサブフレームです。
サブフレームというのは座席やリアフェンダーといった部品をサポートするパーツのことで、メインフレームから着脱可能なものとなります。

エンジンの周辺に取り付けることができるフレーム型とシートフレーム型という2種類があり、価格はフレーム型が7000円から5万くらい、シートフレーム型が8000円から2万くらいです。
エンジン周囲につけるフレーム型はエンジンマウントに利用するボルトを利用して取り付けるもので、シートフレーム型はシートのフレームを変更するタイプになります。

サブフレームをつけることで得られる効果

サブフレームを取り付けることで剛性のバランスをアップしたり、見た目にかっこよくできる、またエンジンをガードすることができるという利点があります。
バイクのフレームにサブフレームを取り付けるとバイクのフレームのねじれを抑制する効果があり、コーナーを曲がる時やブレーキを利用するときなど操作しやすくなる効果があるのです。

特に見た目の効果は抜群で、フレーム型をつけるとメタルパーツとなるので見た目にごつさをプラスすることができます。
エンジン周辺に取り付けることでエンジンを守ってくれるエンジンガードの役割も果たすので、見た目、機能性なども向上させることができるパーツなのです。

シートフレーム型を装着すると形が異なるシートを取り付けることができバイクの見た目を変えることや、座り心地をよくすることもできます。
様々な利点があるので、サブフレームをつける方は多いのです。

サブフレームを取り付けてみよう

フレーム型のサブフレームを装着する時には、トルクレンチ、ソケット、サブフレームを準備します。
エンジンを切ってからエンジンをジャッキで支えて安定させてから開始です。

サブフレームを装着するボルトを本体から取り外し、サブフレームを装着してからボルトを締めます。
整備書類を確認するとエンジン周りのボルトの位置が確認できるので、そのトルク通りに進めることが必要です。

シートフレームを取り付ける時にはトルクレンチ、ソケット、シートフレームを準備します。
エンジンを切ってからシートを取り外しシートフレームを装着するだけなので誰にでもできるカスタムです。
既存のシートに形状が合わない場合には、シートフレームに合わせてシートが必要となります。

自分で取付けることが難しいという場合にはショップで取付けてもらいましょう。
特に規格が合わない場合には装着が難しいこともあるので、ショップを頼る方が安心です。

タイヤバルブの交換時期と交換方法

タイヤバルブってなんだ?

バイクで走行していてパンクもしていないのにタイヤの空気が抜けているという症状がみられたとき、その原因はタイヤバルブにあるかもしれません。
タイヤバルブはタイヤの空気が出入りする入口についているもので、劣化してしまうと交換しにくくなるので注意が必要なのです。

タイヤバルブは2種類に分けることができ、一つはストレート、もう一つはL字とよばれます。
素材についてはゴム製、金属製があり、多くはゴム製です。
ゴム製バルブは特に劣化する可能性高くなるので、交換を意識しておく必要があります。
寿命時期を理解し適切な時期に交換することで交換しやすい状態でメンテナンスできるのです。

バルブが傷むと空気が漏れて走行中に危険な場合もあります。
空気のない状態で走ればパンクのリスクが高くなるので、早めにタイヤバルブを交換しましょう。

寿命や交換の時期を理解しよう

タイヤバルブの寿命は一般的に3年くらいといわれています。
もちろんバイクの走行状況や保管している環境などによっても左右されますので、バイクの状態を確認しておくことが重要です。

タイヤバルブの点検の際にはエアバルブの付け根辺りにひびが入っていないか、エアが漏れていないかなどを確認します。
エア漏れについてはバルブの周辺に石鹸水を付けてみるとわかるでしょう。
泡が出てくるようならエアが漏れている可能性があるので、交換時期と考えることができるのです。

タイヤバルブを交換してみよう

レンチなどの工具類と潤滑剤、新しいバルブとムシ回しがあれば交換できます。
交換方法はまずタイヤをバイクから取り外し、タイヤからホイルも外しておき、エアバルブを引っこ抜く、若しくは切り取りましょう。

ムシ回しを諒してバルブコアをはずしておき、新しいバルブに潤滑油を付けておきます。
それを内側方装着し終了です。
タイヤをホイルにつけて車体に取付、エア漏れがないかを確認します。

タイヤバルブを交換する際の注意点

バイクからタイヤを取り外さなくても作業できますが、バイクが転倒する危険性があるので必ずタイヤを取り外して行うことです。
また装着ツールなどがなくても交換できますが、ある方が取付しやすくなるので初めての方は装着ツールを利用するといいでしょう。

潤滑油がない時には洗剤を薄めて代用できます。
儒滑油を利用しないで無理に装着しようとするとバルブがちぎれてしまうこともあるので、必ず利用すべきです。

セルフでできるメンテナンスですが、自信がない、面倒という方はショップで交換してもらうといいでしょう。
この時にかかる工賃は2500円くらいから13000円にバルブ費用をプラスした金額になります。
ショップによって工賃が違うのであらかじめ費用を確認してから依頼するほうが安心です。

冷却液の交換方法

冷却液の役割

冷却液は名前の通りエンジンを冷却するために使われるものです。
ロングライフクーラント(LLC)とも呼ばれており、エンジン各部を循環して温度の上昇と効果を繰り返していきます。

使っているうちに冷却水も劣化をしていくものです。
エンジンの中を通ることで次第に冷却水が汚れていき、そのような汚れた冷却水がエンジン内を循環するとラジエターコアを詰まらせたり汚れがエンジンの中で溜まったりする原因となります。

そこで、冷却水も定期的に交換をして経路内の洗浄もすることが重要です。
ここでは冷却水の交換方法と合わせて行っておきたい点検内容を紹介していきます。

冷却水交換のための手順

まずはラジエターキャップを外して状態の確認をします。
年式の古いものであればゴムパッキンが劣化をしてひび割れていることがあります。
ひび割れていれば交換するのは当然ですが、劣化の状態によっては予防のためにも早めに交換をすることが望ましいです。

次に冷却液の交換をする際に真水を用いるのは避けましょう。
特に冬場は真水を使うことで凍結の可能性がありますし、メカニカルシールと呼ばれるウォーターポンプの回転軸のシール部分の潤滑が不足して水漏れをする原因にもなります。
冷却水にはエンジン内の潤滑機能もあるので真水ではなく市販の冷却水を入れるようにしましょう。

交換をする際にはエンジンが冷えた状態で行うようにします。
ラジエターキャップを外したらバットで冷却水を受けていきます。
ラジエター内、ウォーターポンプ周辺の冷却液が出てきますが、経路内が腐食していたり冷却水が劣化していたりする場合には汚れた液体が出てくるので中の状態確認が必要です。

エンジン本体にもドレンボトルがあります。
シリンダーやサーモスタット周辺の冷却水を輩出するものです。
ドレンボルトの位置や数というのは車種によって違うので作業前に確認をしておきましょう。

ドレンボルトにはワッシャーが使われています。
これも少しずつ劣化をしていくものであり、洗浄しても取れない汚れが付いている場合には交換をするようにしましょう。

冷却水があまりにも汚れて出てくる場合には専用の道具を用いて冷却経路の洗浄をしていきます。
すすぎはドレンボルトを外したままでキャップ側から水を入れていくと少しずつ流れていき、透明な水になるまで作業をすれば完了です。

冷却水の入れ替えの際には空気溜まりがあると流れが悪くなってしまうためエア抜きが必要です。
作業方法はバイクによって違いますから作業前に確認しておきましょう。
エアが排出されるとラジエターキャップ部分の冷却水の水位が下がるので最後に調整分の冷却水を入れてキャップを閉めたら作業終了です。