カスタムバイクの心得

部品の取り付け方を知ろう

カスタムバイクをはじめられて間もないみなさんにおいてはあまりご存知がないかもしれませんが、部品の取り付け方には実は三種類あることをご存知ですか?

簡易的な取付方法としてベルクロテープ、粘着テープ、吸盤、蝶ネジなどで固定する方法があり、固定的な取付方法としてはボルトやナット、接着剤など、工具を使用すれば取り外しができる取付方法です。
また、恒久的取付方法は溶接やリベットなど、取り外すためには特殊な工具が必要な取付方法のことを指しています。

これらの取り付け方法でそれぞれ改造申請が必要、不必要などの区分が分かれていきますので、知っているのと知らないのとではあとあとの整備や車検などで大きな差が出てきます。

指定部品とは

大きく分けてアクセサリー等の自動車部品と運転において機能する自動車部品があります。
アクセサリー等については、車体周りのカウルやラック、バンパーなどがこれらにあたります。ナンバー取り付けステーや任意灯火器類もこれにあたります。
運行に関する自動車部品については、皆さんお分かりの通り、タイヤ、ホイール、マフラー、排気管、ミラーなどがこれらにあたります。

一定範囲

パーツの交換に伴う寸法、重量の変化が一定範囲として法令として定められています。
それぞれ前述した「取付方法」と、「指定部品」が「指定外部品」か、または、「一定範囲」の3条件で手続きの要不要が決まってきます。
「一定範囲」については、パーツ交換に伴う寸法の変化が車検証に記載されている数値に対してそれぞれ、全長±30mm、全幅±20mm、全高±40mm、重量±50kgといった形で範囲が定められています。

指定部品の恒久的取付方法、指定外部品の固定及び恒久的取付方法が一定範囲を超えていた場合、改造申請が必要となるのです。

分解整備

モーターサイクルを分解して整備することを分解整備といいます。
法律用語としての分解整備はまた意味の変わる場合もありますので注意が必要です。
詳しくは運輸省通達で定義されていますので興味のある方はご覧になってみてください。
主に四輪車用語で記述されているので二輪には分かりづらいですがチェックしておきましょう。

カスタムバイクを趣味にすると何かとお金や時間が必要になってきます。
分解申請などで必要になってくる法律的な知識もそうですし、何よりもバイクの内部構造に対する知識が必要です。
こういった追求意欲が我々カスタムバイクファンの心を魅了している一面もあるのですが、あまりにのめりこみすぎる危険と言えます。
お金や時間的な部分から家族や知人から白い目で見られてしまう場合もありますので、この点においてだけは注意をしてください。

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