メッキパーツに錆が出てきたら

バイクのメッキに錆が生じる原因

バイクのメッキパーツに、錆が生じてしまうという人はいませんか?
なぜ錆が生じるのかというと、クロームメッキの使われている車種が多いからです。
クロームメッキとは鉄ニクロムでコーティングしたものを指します。
つまり鉄がベースなので、どうしても長年乗り続けているとサビが目立ちやすくなるわけです。

しかも見た目では気づかないかもしれませんが、クロームメッキの表面には無数の穴が開いています。
雨が降った時など、この穴を通じて水分が内部に侵入することがあり、下地部分の鉄が腐食して錆が発生するわけです。

もし錆をそのまま放置してしまうと、メッキ浮きが起こりかねません。
その結果、メッキの劣化を進めてしまったり、剥離してしまったりする可能性があります。
もしバイクに錆が認められれば、早めに対策を講じたほうがいいでしょう。

メッキパーツの錆の取り方について

メッキパーツの錆取り方法ですが、ウエスにサビ取り剤を適量付けてください。
錆の発生している箇所を磨けばいいだけなので、初心者でも簡単に実践できるでしょう。
浅い層に発生している錆であれば、これだけでも簡単に落とせるはずです。

もしメッキ部分の錆が取れたら、メッキ保護剤が販売されていますので、これでコーティングをしてください。
メッキ保護剤はウエスに1〜2滴つけるくらいで十分で、コーティングする際にはせっかくのメッキがぼやけてしまわないよう、均等にムラのないように伸ばすように意識しましょう。
均一に濡れたところで、保護剤が乾くまで待ちましょう。
だいたい5〜10分が目安で、最後に表面を磨いて仕上げていきます。

作業そのものは決して難しくはありませんが、症状が進行していると、サビ取り剤を使うだけではしっかり錆を取り切れない可能性があるので注意してください。
手遅れになってしまい、自分では対処が無理な場合、専門のバイクショップで修理を依頼するといいでしょう。

サビ取り剤にはいくつか種類がある

研磨タイプのサビ取り剤であれば、小さく斑点状になった細かな錆に対しては効果が期待できます。
また、錆を浮かせることで取り除くようなアプローチのサビ取り剤もあります。
点錆などに効果があるといわれていますが、地金に侵食するので、メッキの持っている光沢感が失われる可能性があるので注意しましょう。

サビ転換剤も販売されており、これは赤錆を黒錆にできるのが特徴で、赤錆を黒錆にするメリットは症状の進行を食い止められる点にあります。
赤錆は症状がどんどん進行してしまうのです。
ただし、こちらのサビ取り剤は最終手段として用いるものと考えてください。
また、マフラーの管底をはじめとした、目立たない個所で通常使用するサビ取り剤であることも意識しましょう。

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