こんなヘルメットは狙われやすい
バイクのヘルメットは、盗難被害に遭いやすいことで知られています。
他人が被った中古のヘルメットなんて欲しい人いるのかな、と思うライダーは多いかもしれません。
しかしヘルメットを盗む人は、自身がそのヘルメットをかぶりたいから盗むのではなく、転売することを目的としているケースがほとんどです。
近年、街の至る所に防犯カメラが設置されたうえ、カメラの画質が良くなったことで検挙率がアップしました。
その結果、バイクのヘルメット盗難事件は減っています。
しかしそれでも、ヘルメットの窃盗はなかなかなくなりません。
具体的にどんなヘルメットが狙われやすいかというと、1つ目には盗みやすい状態のヘルメットです。
ミラー部分に引っ掛けているだけとか、簡易的なヘルメットロックにホールドしているだけという場合、犯罪者はサッと簡単に盗めてしまいます。
2つ目は、中古価格が高いヘルメットです。
例えばSHOEIやアライなどのブランドは、中古ヘルメットでもオークションで高値で取引されています。
1つ3万円から7万円の価格がつくため、どうしても狙われやすくなってしまうのかもしれません。
ヘルメットを盗まれないようにするための対策
ヘルメットを着用しなければ、バイクに乗って走行することはできません。
盗まれたので仕方ないという言い訳は警察に通用しませんし、安全面の上でも避けなければいけません。
しかし、ヘルメットを盗まれないようにするためにはどんな対策をするのが良いのでしょうか？
1つ目は、ヘルメットはできるだけバイクと一緒に駐車せずに持ち歩くという点があります。
もしも通勤にバイクを使うなら、ヘルメットはオフィスへ持参したほうが盗難の被害を避けられるという点でおすすめです。
2つ目は、防犯対策をしっかりするという方法が挙げられます。
もしもバイクのシート下にヘルメット収納できるスペースがあるのなら、面倒がらずにきちんとケース内に収納してください。
それ以外の場合、ヘルメットロックを使って防犯対策をしたり、ヘルメットが外部から見えないように布をかけるなどの工夫をすることでいくらか対策ができます。
ヘルメットロックを使用する際にはできるだけ防犯性が高くて最新式のものを使ったり、大音響でアラームが鳴るタイプを選ぶなどの工夫もおすすめです。
3つ目は、駐車する場所を工夫するという点があります。
管理人がいない屋外駐車場は、どうしても盗まれやすい環境と言わざるを得ないでしょう。
もし可能なら外部の人は進入することが難しい屋内の駐車場を利用したり、監視カメラが複数台設置されていて万が一の時には犯人を速やかに特定できるような場所を選ぶことも得策です。