冷却液の交換方法

冷却液の役割

冷却液は名前の通りエンジンを冷却するために使われるものです。
ロングライフクーラント(LLC)とも呼ばれており、エンジン各部を循環して温度の上昇と効果を繰り返していきます。

使っているうちに冷却水も劣化をしていくものです。
エンジンの中を通ることで次第に冷却水が汚れていき、そのような汚れた冷却水がエンジン内を循環するとラジエターコアを詰まらせたり汚れがエンジンの中で溜まったりする原因となります。

そこで、冷却水も定期的に交換をして経路内の洗浄もすることが重要です。
ここでは冷却水の交換方法と合わせて行っておきたい点検内容を紹介していきます。

冷却水交換のための手順

まずはラジエターキャップを外して状態の確認をします。
年式の古いものであればゴムパッキンが劣化をしてひび割れていることがあります。
ひび割れていれば交換するのは当然ですが、劣化の状態によっては予防のためにも早めに交換をすることが望ましいです。

次に冷却液の交換をする際に真水を用いるのは避けましょう。
特に冬場は真水を使うことで凍結の可能性がありますし、メカニカルシールと呼ばれるウォーターポンプの回転軸のシール部分の潤滑が不足して水漏れをする原因にもなります。
冷却水にはエンジン内の潤滑機能もあるので真水ではなく市販の冷却水を入れるようにしましょう。

交換をする際にはエンジンが冷えた状態で行うようにします。
ラジエターキャップを外したらバットで冷却水を受けていきます。
ラジエター内、ウォーターポンプ周辺の冷却液が出てきますが、経路内が腐食していたり冷却水が劣化していたりする場合には汚れた液体が出てくるので中の状態確認が必要です。

エンジン本体にもドレンボトルがあります。
シリンダーやサーモスタット周辺の冷却水を輩出するものです。
ドレンボルトの位置や数というのは車種によって違うので作業前に確認をしておきましょう。

ドレンボルトにはワッシャーが使われています。
これも少しずつ劣化をしていくものであり、洗浄しても取れない汚れが付いている場合には交換をするようにしましょう。

冷却水があまりにも汚れて出てくる場合には専用の道具を用いて冷却経路の洗浄をしていきます。
すすぎはドレンボルトを外したままでキャップ側から水を入れていくと少しずつ流れていき、透明な水になるまで作業をすれば完了です。

冷却水の入れ替えの際には空気溜まりがあると流れが悪くなってしまうためエア抜きが必要です。
作業方法はバイクによって違いますから作業前に確認しておきましょう。
エアが排出されるとラジエターキャップ部分の冷却水の水位が下がるので最後に調整分の冷却水を入れてキャップを閉めたら作業終了です。

リアサスペンションリンクのメンテナンス方法

リアサスペンションリンクのメンテナンスは大変

リアサスペンションユニットが1本の「モノサス」と言われるタイプが一般化したのは1980年代です。
初期のころはメーカーごとに新モデルが販売されるたびにかなり趣向を凝らしたものを販売していましたが、どれもがメンテナンスが定期的に必要でした。

今でもモノサスはメンテナンスがこまめに必要なことは変わっていません。
リアサスペンションリンクのグリスが切れていればすぐにサスの動きが変わりますし、跳ね返りも違ってきます。
そこで、ここではリアサスペンションリンクをメンテナンスする方法とそのコツを紹介していきます。

リアサスペンションリンクのメンテナンス方法

リアサスペンションリンクのメンテナンスをする際、最初に必要なのがリンク周辺の汚れた錆びを取り除いていく作業です。
面倒ですが、丁寧に汚れを取り除いていくことが動きをよくするのには重要ですから細かいところまで落としていく必要があります。
リンク周りの汚れを取り除いたら、ソケットレンチやメガレンチを使ってボルトをしっかりとホールドしながら緩めていきます。

車体からリンクを取り外したらリンクを動かして状態の確認をしていきます。
二つのリンクを相互に動かしていくのですが、片方を支えてもう一方が自重できちんと垂れ下れば問題ありません。
状態によってはグリスがたっぷりとついて動かないこともあり、そのような状態で走るのはとても危険です。

パーツを取り外す際にはボルトの差込方向や使うパーツがわからなくならないよう組み立て順序がわかりやすくなるように外して並べておくと作業がうまく進められます。
プラスティックトレイなどを用意しておき、取り出したパーツは向きをそろえ並べておくと便利です。

パーツの洗浄は一つひとつ行っていいます。
パーツクリーナーを使って古いグリスを洗い流し、徹底的に洗浄しておくことが重要です。
古いグリスが残っている状態で新しいものを塗っていくと汚れが残った状態なだけでなく潤滑が悪くなる原因にもなり危険です。

グリスが付いていない状態でのストロークが続いているとリンクロッドの表面についていたメッキやコーティングがはがれていることが多いです。
それ以外にもOリングやオイルシールもグリスが不足しているとかなり傷ついていることがあります。
そこで、そのような状態であれば純正部品や油圧プレスを用意して交換するほうが望ましいです。

グリスをまんべんなく塗布したら全体を仮組みして動きを確認します。
動きがスムーズであればそのまま車体に戻して組み立てて問題ありません。

リンクの部分をボルトで取り付けてトルクで締め付けたら作業は終了です。
時間に余裕があるときにはスイングアームピポットもグリスを塗っておくとリアサスペンションリンクの動作性はさらに上がります。

ブレーキパッドの交換方法

意外と忘れられがちなブレーキパッド作業

バイクのメンテナンスと言えば多くの人がすぐにブレーキ関連の作業をイメージします。
やはり、バイクは気持ちよく走ることが重要であり、そのためには走ることに必要なエンジンやタイヤ、チェーンのメンテナンスをしたり部品を交換したりということが行われがちです。

しかし、バイクが気持ちよく走ることや安全に走ることを考えるとブレーキも重要なパーツでありメンテナンスが必要です。
安全性を考えると走る性能以上に重視するべきポイントでもあります。

特にブレーキ関連の部分はメンテナンスをするとその重要性が理解できる場所でもあります。
そこで、ここでは作業を忘れられがちなブレーキパッドの交換方法とその際に行うべきメンテナンスを紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。

ブレーキパッドの交換方法

ブレーキパッドを交換する際にはブレーキレバーの近くにあるリザーブタンクを確認します。
リザーブタンクの中にはオイルが入っており、その中にLOWERという文字と線が入っています。
これよりもオイルが下にあるとブレーキパッドが減っていると考えられ交換が必要です。

ただ、オイルが下がっている原因はオイル漏れの可能性もあります。
そこで、オイルが漏れていないか周辺の場所を確認し、オイルが減っていなければブレーキパッドを交換していきます。

次にブレーキパッド自体の減りを確認します。
ブレーキキャリパーがあるバイクであればキャリパー内を覗けばブレーキパッドの溝が確認できます。
ブレーキパッドがディスクカバーに覆われているタイプの場合にはカバーを少しずらして確認することが必要です。

ブレーキパッドの交換が必要となれば、バッドピンボルトを外して作業をしていきます。
このときピンボルトも汚れや腐食が無いか確認し、きちんと磨くことが重要です。
このひと手間だけでブレーキのタッチや利きが格段に上がります。

ローターの外側に向かってパッドを引っ張り出すと簡単に取り出せます。
しかし、キャリパーピストンが強く密着しているとすんなり抜けないことがあり、その際にはピストンを押し戻してから抜くと効果的です。

パッドはただ交換するだけでなく、裏面に鳴き止めにパッドグリスを塗ってから装着します。
この作業も面倒に思われがちですが、ひと手間加えるだけでバイクの乗り心地が変わってくる重要なものです。

パッドが減っているとパッド装着の際にも事前にピストンを押し戻すことが必要です。
その際、ピストンの状態も確認しましょう。
汚れていればついでに清掃をしてきれいな状態にしていきます。

取り付けをしたら元の状態に戻して完成です。
念のため、取り付けた後は正しく取り付けられており、ブレーキが適切に利くか確認するために安全が確認できている場所で走ってみましょう。

セルモーターのメンテナンス方法

セルモーターの分解は時間のある時に

セルモーターはセルフメンテナンスが難しいと思われがちですが、そのようなことはありません。
メンテナンスをするにあたっては状況を把握して必要な作業をしっかりと丁寧に行っていく必要があります。

セルモーターが原因と思っていても違う場所が不具合を起こしていることもあるので、作業をした後の状態確認をし、必要に応じてほかの部分のメンテナンスをすることが必要であるため、作業には時間がかかりますし根気も必要です。
また、精密な組み立てが必要なので冷静に作業をしないと訳が分からなくなることも少なくありません。
そういったことからセルモーターの作業は時間のある時にじっくりと取り組むことが必要です。

慣れてくれば作業自体も楽しみながら進めることができます。
そこで、ここではセルモーターの分解作業の手順とそのコツを紹介していきます。

セルモーターの分解方法

セルモーターの本体は多くが2本のボルトでアッパー&ロア側を締め付けているタイプです。
ボルトを緩めれば簡単に取り外すことができます。

取り外して分解をしていく際には細かなパーツが飛び出してしまう危険がありますし、パーツが無くなってしまう危険もあります。
そこで、周囲に物がない状態にするのはもちろんですが、パーツ受けとなるようなバッドを用意してその上で作業をするのが望ましいです。
エンドカバーを取り外す際には特にパーツの飛び出しの危険があるので慎重に行いましょう。

アーマチュアにはスラフトシムが入っているので丁寧な作業が要求されます。
復元する際にシムが入っていないとモーターが焼き付くのでその点も注意が必要です。

ブラスベースを外したらアーマチュアを抜き取ります。
アーマチュアが水やごみが混入したことでショートしている場合にはアーマチュアやアッセンブリー交換をする必要があります。

セルモーターの内部を掃除していく際には内部にブラシの粉がたくさん付着していることが多く、それらを丁寧に洗浄する必要があります。
パーツクリーナーで洗浄したりエアーガンで細かな汚れを吹き飛ばしたりといった作業で落としていきます。

作業の中ではアーマチュアのパンクが無いかを確認することも必要です。
もしもショートしていればかなりの交換作業が必要となり、これはプロに依頼することが求められます。

エンドカバーの内側もスラッジが多くあるので清掃をしていきます。
作業が終わったら復元をしていくのですが、Oリングやシールは新品に交換しておくときれいな状態が維持できます。
組み立ての際には元通りに復元をすることが必要ですが、不慣れでどこに何のパーツを入れたらよいかわからなくなりそうな人は、解体作業をする際に一つずつパーツを外すたびに写真に残しておくと失敗しません。

チューブタイヤの交換方法

セルフメンテナンスでも難度の高いチューブタイヤの交換

バイクが好きな人はただ乗るだけでなくメンテナンスをすることも楽しみにしている人が多いです。
やはり、愛車がいつまでもきれいな状態で、なおかつ気持ちいい走りをするためにはメンテナンスは大事な役割を担っています。

こまめにメンテナンスをすることはバイクのためにも重要ですが、そのたびにバイクショップや修理店に持って行くのは面倒ですし経費も掛かります。
その点、自分ですると大幅なコストカットができますし、自分自身もバイクに対してしたいという気持ちが芽生えてくるものです。

そのようなセルフメンテナンスの中でも難易度が高いと言われているのがチューブタイヤの交換です。
バイクが好きな人、セルフメンテナンスが好きな人ならば誰もが一度は挑戦したいと思う作業ですが、なかなか難しい内容です。

うまく作業をするためにはパワーも必要ですがそれだけではうまくいきません。
作業の内容を理解してコツをつかんでおかないと失敗する可能性もある内容です。
そこで、ここではうまく作業を進めるためにチューブタイヤの交換方法とそのコツを紹介していきます。

作業方法

チューブタイヤを交換するにあたっては、まずはタイヤを外し、ホイールを外すことが必要です。
タイヤの種類によってはこの作業も結構面倒な作業になります。

ホイールを外すにはビードブレーカーをホイールリムにぎりぎりのタイヤ側面部分にあててリム側に傷をつけないようにしながら押し込んでいきます。
このとき、タイヤの位置を変えながら全体にビートを落とすことがコツです。
リムにプロテクターをはめ込んだらタイヤレバーをねじ込み180度反対側のビードには自分で乗ってビードが落ちた状態を維持するようにします。

タイヤが硬くなっている場合、レバー同士の距離が遠いとビートがめくれません。
そこで距離を短く取って少しずつビードをリムの外側に持って行くと外しやすくなります。

片面のビードが外れたらタイヤレバーを差し込んでもう反面を外していきます。
このときリムを傷つけないように丁寧に作業をする必要があります。

装着されているエアバルブはこのとき新品に交換します。
再利用することが無いのでニッパーで切断して取り出して問題ありません。
取り出したらバルブの根元に汚れが溜まっているのでそれを落としていきます。

リムにセットをする際にはすべりをよくするためにエアバブルにビードワックスを塗るのがおすすめです。
これをしておくことで大幅に作業が楽になります。

リムの外からバルブを差し込んだらキャップのネジ部分にエアバルブプーラーをねじ込んでホイールセンター方向に引き込んでいきます。
ビードワックスを塗っていれば簡単に入るので問題ありません。

タイヤをセットする際にリムにもビードワックスを塗るのですが、リムのゴム跡や汚れはサンドシートで落としておく必要があります。
サンドシートを使えば表面がきれいな状態に戻ります。
リムの内側をきれいにしておくとタイヤの滑りはとてもよくなり走っていても気持ちが良いです。

タイヤとホイールを合わせる際には回転方向を合わせることが重要です。
慣れてくると意外と忘れるので必ずチェックをしましょう。

回転方向を合わせたらタイヤ側面のペイントマークをエアバブル位置に合わせていきます。
最近のものはペイントマークが無いものもあり、そういったものはどこを組み込んでも問題ありません。
エアを注入したら大きな音がしてビードが上がり、きれいな円になるまで続ければ完成です。

フロントブレーキキャリパーのメンテナンス方法

フロントブレーキキャリパーを清掃する必要性

ブレーキ性能を維持するためにキャリパーのメンテナンスはとても重要です。
安心安全な走行をするためにはブレーキは常に良い状態を維持する必要があります。

キャリパーの状態が悪くなるとレバータッチの状態が変わっていきます。
ただ操作性に違和感が出てくるだけでなく、どんどんとブレーキの性能も下がってしまうのです。
良くない状態が続くとブレーキパッドの引きずりが出てきた李レバータッチの悪化を引き起こします。

特にブレーキパッドが摩耗しているとピストンの露出量が増えてきます。
この状態はとても危険です。
ブレーキダストが空気中の湿度を吸ったり雨天走行をしたりすると水分と結合してキャリパーピストンに付着します。
これがダストシールとの隙間に入るとピストンの動きが妨げられてしまいますし、錆が発生する原因にもなるのです。

このようにキャリパー周りの清掃をしておかないとバイクが錆びたりブレーキ性能が落ちたりする原因となるのです。
そこで定期的な汚れを落とす作業が必要になってきます。

キャリパーの清掃方法

キャリパーの清掃をするにはキャリパーを外してピストンの汚れ具合の確認をしてダストが付着していたら落としていく必要があります。
落としていく際には中性洗剤やブレーキクリーナーで洗浄していきますが定期的に清掃していればさほど大変な作業ではありません。

洗浄することはキャリパーシールとのフリクションロスを軽減することにも効果があります。
錆びを予防するために、シリコングラスやラバーシール組付けスプレーといったものを塗布するのも効果的です。
清掃するついでにこういったメンテナンス作業も合わせて行いましょう。

パッドの状態も確認することが重要です。
摩耗量を確認し溝が無くなっている状態になっていれば交換をしていきましょう。

パッドを外すとキャリパーサポートを抜いていきます。
このときグリスやゴムのダストカバーとこすれることでフリクションを感じるのですがそのまま引き抜いて問題ありません。
引き抜いた際、ピンが錆びていれば交換をする必要があります。

キャリパー内部のオイルシートとダストシールを交換する場合にはピストンを抜いても問題ないのですが、そのまま使う場合には抜かない方がガイド代わりになり便利です。
できるだけ押し出しつつ取り出して抜けないようにするのがうまく取り出すコツです。

ピストンを傷つけないように洗浄するのは難しく感じる人もいます。
作業の際にはナイロン製のブラシや使い古しの歯ブラシを使うとうまく古いグリスが抜きやすいですし、仕上げの際には綿棒を使うときれいになります。
ラバーシール組み付け剤も付けすぎるとブレーキダストが付着する原因になるので余計なものは拭き取ってから元に戻すようにしましょう。

ステムシャフトとベアリングのメンテナンス方法

ステムベアリングの状態を確認する方法

バイクはまっすぐ走っている中でも前輪が路面の凹凸や傾きで小刻みに揺れています。 この左右の動きを無意識のうちに修正してスムーズに走るために行われるのがステムベアリングです。 このステムベアリングの状態を確認するには、前輪が地面についているままではハンドルを切っても走行中とは状況が違うため、正しい判断ができません。 そこでフレーム下にジャッキを入れて前輪を浮かせて確認が必要です。 しかし、それでも完璧に確認ができるわけではありません。 明確な確認ができるのがフロントフォークを抜いてステムを単体で左右に切る方法です。 とはいえ、こんな大掛かりな作業を行うのは大変であり、ステムを外して直接目視でベアリングやレースを確認したほうが確認も速くできるとも考えられます。 ハンドルを握る手で前輪ががくがくとしている感覚を感じられると不具合を確認できます。 ベアリングを保護しつつもハンドリングが良い状態を維持するためにはグリスアップが必要です。 グリスがあればボールでもテーパーローラーでもローラーとレースの間にある膜で錆びが防止され潤滑状態を保つことができます。 これによってフリクションロスが軽減できるのです。 また極圧性が高いことで路面からの突き上げの衝撃も緩和ができます。 グリスアップをしてグリスのない状態を作らないことがステムベアリングにはとても重要なのです。

グリスアップ前には部品の洗浄もしっかりと行うと効果的

バイクで走っているときには常に五感を使ってバイクの状態を確認するものです。 いつもとエンジン音が違ったりハンドルから伝わってくる振動が違ったりといったことがあるとどこかに不具合がないかを疑いチェックをしたりメンテナンスを行ったりして行きます。 その際、多くの場合グリスアップや部品の洗浄で解決するものです。 バイクの部品というのは走っている中でたくさんの汚れを吸着したりオイルが付着したり錆びたりしてパーツが汚れてしまいます。 この汚れは、キャブレター洗浄液を使ってきれいに落とし、仕上げとしてグリスアップをするだけでも格段に状態が良くなることも多いのです。 そこで、バイクの不調を感じたものの修理に持って行くほど大きな問題ではないと感じるときにはまずは自分でバイクのパーツ洗浄をしてグリスアップをしてみましょう。 その際、摩耗しているパーツや汚れがひどかったり損傷があったりするパーツについてはつけ置き洗いをしたり交換をしたりすることも重要です。 ステムベアリングを含むマイナートラブルの場合には、この作業だけでも大幅にバイクの状態が改善し走りやすい状態が戻ってくることが多くあります。

フロントブレーキスイッチの追加

フロントブレーキスイッチの交換

フロントブレーキスイッチは自分で交換することが可能です。 そこで、車検前に車検を通すために自分でメンテナンスをするという人もいます。 フロントブレーキスイッチを購入し自分で交換すれば簡単に作業ができます。 もちろん不安という人はバイク修理店に持って行ってもリーズナブルに作業をしてもらえるのでプロに依頼することも可能です。 作業としてはブレーキレバーの下や周辺に取り付けられているので固定ネジを取り外しコネクターからスイッチを取り外し新たなものを取り付けるだけです。 その際に錆びや汚れを拭き取って端子に接点復活剤を吹きかけておくと仕上がりが良くなります。 フロントブレーキスイッチがついていないタイプのバイクにも取り付けて操作性を上げるということも可能です。

フロントブレーキスイッチを取り付ける便利さ

ブレーキケーブルについてはブレーキスイッチがインラインタイプのものが付いていることが多いです。 これはタイプによっては操作性が難しいことがあります。 特にハンドルが一文字タイプのものだとブレーキレバーのタッチが悪いことも少なくありません。 そのようなバイクの場合にはレバータッチがあまりよくなくフロントブレーキスイッチを取り付けることによって安全性が格段に良くなりフロントブレーキをうまく使えるようになることが多いです。 慣れるまでは切り替えが難しいですが、慣れてくるとリアブレーキよりもフロントブレーキスイッチを多用してうまくコーナリングや停止をする人も多くいます。

フロントブレーキのメンテナンスでも状態が良くならない場合には追加も検討を

フロントブレーキの動きが悪いという場合には、フロントブレーキのメンテナンスで一通りの洗浄とメンテナンスで動作性があがり改善するということもあります。 その際には一通りパーツを洗浄し錆や汚れを落としてからブレーキレバーのレスポンスを確認します。 それで状態が良くなることもありなすが、それでも変化がないということも出てくるものです。 その時にはブレーキ性能を上げるためにフロントブレーキスイッチを追加することでブレーキの動作性を上げて状況を改善することが可能です。 ただ、状況が良くないからといって必ずすぐにブレーキスイッチを導入することを検討するのは危険です。 ハンドル周りの装備によってはスイッチが入ることでブレーキレバーが操作しにくくなったりレスポンスが悪く感じたりすることもあります。 そこでやみくもにスイッチを追加することを検討するのではなく、スイッチが着いたときにブレーキ周りがどのような設備になるのか、自分に操作がしやすいかということを確認したうえで設置を決めましょう。

電気トラブルシューティング

バイクのメンテナンス

特に故障していないバイクでも、少しの間バイクを運転しないだけでもバイクはコンディションが悪くなってしまいます。 そして、それを復旧するのはかなりの手間がかかるものです。 初心者にはこのようなトラブルが起こるともうバイクが再起不能の状態になったと不安になりますがそのようなことはありません。 多くの場合には電気系のリコンディションをしたりキャブの清掃をしたりといったことをすれば解決するのです。 とはいっても電気系の調整をするのは初心者にはとてもハードルが高いです。 そこで、ここでは電気系のトラブルが起きたときのために、トラブルシューティングを紹介していきます。

好調なエンジンを維持するには

エンジンが好調な状態を維持するためには混合気、圧縮、火花の3つが良い状態であることが重要です。 キャブレターが不調だと良い混合気が作れないですし、4ストエンジンであれば吸排気バルブのあたりが悪くなり、2ストエンジンであればピストンリングの摩耗で圧縮が得られなくなります。 電気の不調と関連してくるのが火花の状態です。 好調なエンジンを維持するために、特に電気系統で行うべきこととしてはスパークプラグ周辺の確認が必要になってきます。

スパークプラグは消耗部品

スパークプラグは半永久的に使える部品であると考えることはやめましょう。 消耗部品であり、状況によっては交換が必要と考えるようにしましょう。 特に空冷2ストエンジンの場合には冷間時にチョークやスターターを使いすぎてプラグを被らせてしまいます。 それによってすぐにプラグが動かなくなってしまうということも少なくありません。 2ストエンジンでプラグがダメになってしまうとアイドリングが不安定になりますし、加速中に引っ掛かりを感じるようになります。 スパークプラグを交換するだけでバイクの調子が飛躍的に良くなることも多いです。 着火力が低下することで爆発力も低下し不良になるのですが、スパークプラグが不調なのかほかの部分が不調なのかを確認することが重要です。 すぐにスパークプラグを交換するのではなく、まずは電極周辺のブラッシングをしてそれで解決すれば問題ないですし、それでも解決しない場合にはスパークプラグを交換することを検討しましょう。 走行中に失火する場合にはプラグキャップを標準から少し狭めることでも効果が出ることがあります。 始動直後は動くもののエンジンが温まるにつれて不調になるような場合、イグニッションコイルやエンジン内部のエキサイターコイルが原因となるようなことが考えられ、プラグキャップを狭めることで着火しやすくなり走行状態が改善するのです。 この現象はフラマグ点火車に多い現象です。

低回転でのキャブ調整

バイクの低回転でのキャブ調整不良

バイクは低回転での走行中にキャブの調整不良が起こることがあります。 キャブというのは混合気のことで、混合気というのは気体のガス燃料もしくは霧状の液体燃料が混ざり合った空気のことです。 この混合器不良というのはいくつかの理由が考えられます。 そこで、ここでは考えられる理由ととるべき対策について紹介をしていきます。

パイロットスクリュ調整不良

パイロットスクリュが調整不良の場合、右にいっぱいに締め込み、その後一回転と二分の一回転戻してみます。 これが基準となる場所であり、ここから微調整をしてエンジンの調子を整えていきます。 四気筒のバイクの場合には、この作業を四回行うことが必要です。 調整をする際にはエンジンの音で状態を把握するので不安という人は一人で行うだけでなくバイク修理店に持って行き調整してもらいましょう。 街の個人経営のバイク店であれば、実際の作業現場を見せてくれ音の違いを確認させてくれることもあります。

アイドリングとスティングスクリューの調整

アイドリングが低すぎる場合にはアイドリング調整をすることが必要です。 ただし、状態によってはアイドリング調整をしても不調が解決しないという場合があり、その場合には別の対処をしてみる必要があります。 例えば、アイドリングをしないという場合には圧縮不足が考えられます。 それに対してアイドリングが不安定という場合には圧縮不足だけでなく、二次エアーの吸い込みが考えられるので対処が必要です。

パイロットジェットの詰まり

パイロットジェットにごみが詰まっていると空気と燃料がきちんと混ざらないために不調が起きてしまいます。 オートチョークに向かう空気穴があり、その下は空気の流れる部分があり、ここにごみがたまったり錆がついたりすると不調になるのです。 そこで、対策としてはキャブレター洗浄液を使ってしっかりと汚れを落としてくことになります。 汚れがひどい場合にはパイロットジェットをすべて外してしっかりと洗っていくことが必要です。 ジェットが詰まっていたり汚れがこびりついていたりする場合にはすぐに落ちないことが多く、キャブレター洗浄液に漬け込んで汚れを浮かせる必要があります。

スロージェット系の詰まり

スロージェットにもごみや燃料のかたまりが詰まるものであり、これも取り除くことが必要です。 キャブレターを分解して洗浄することが望ましく、しっかりとつまりを落としていきます。 また、ジェットニードルピンの摩耗やフロートバルブの段付きなどといったことも起こっている可能性があります。 そういったときには洗浄だけでなく部品の交換もしておくときれいな状態が長持ちします。