排気漏れが起こってしまったら

排気漏れとはどんな症状?

バイクの排気漏れという症状は、パーマテックスやカッパーガスケットの部分から排気が漏れ出すという現象です。
ちょうどエンジンとマフラーをつないでいる部分から排気が漏れてしまう症状と考えると、分かりやすいのではないでしょうか。

排気漏れはパッと見ただけでは簡単に判別することは難しいですが、注意深く排気ガスの色を見ることで判別できます。
通常ならオレンジ色をしているはずのパーマテックスやカッパーガスケットなどのパーツが黒っぽく変色していることが多く、色の変化で気づくライダーも少なくありません。
また、バイクの走行中に普段よりも振動具合がおかしいと感じたり、なんとなくエンジンのパフォーマンスに違和感を感じることもあります。

排気漏れが起こると、吸気や排気のシステムまでのフローが正常に行われなくなってしまいます。
燃焼室に充填される空気量が増えてしまい、空燃費にもマイナスの影響が出てしまいます。
エンジンが過熱された状態となると、エンジンのパフォーマンスや耐久性にも影響が出て、最終的にはパワーがダウンする事態にもなります。

最悪の場合、走行中にマフラーが落下するという大事故を引き起こすリスクもあります。
そうしたトラブルを避けるためには、できるだけ早い段階で修理する必要があるのです。

排気漏れはなぜ起こる?

排気漏れの原因は、クランプの部分にあることが多いです。
クランプというパーツは純正のものが使われることが多く、バイクマニュアルでは一度緩めたら交換しなければいけないというルールになっています。

しかし、DIYのメンテナンスで緩めてしまい、そのまま再度締めてしまうバイカーは少なくありません。
クランプは一度緩めると再び緩みやすくなる傾向があるので、走行している間に少しずつ緩み、排気漏れが起こりやすくなります。

排気漏れしたらどう対処すれば良い?

排気漏れが起こったら、放置するのはNGです。
エンジンにかかる負荷がどんどん大きくなりますし、放置した状態では車検にも通りません。
早い段階なら、緩んでいるクランプを新品のパーツに交換するだけでクランプのゆるみが収まって排気漏れもストップできます。

クランプは、一度緩めたらリサクルするのではなく、新品のパーツに交換しなければいけません。
もしDIYでバイクのメンテナンスをするのなら、クランプパーツは複数を常備しておき、ニーズに合わせて新品に交換する作業をすることをおすすめします。
DIYによるクランプ交換でも排気漏れが対処できなければ、他に要因があるのかもしれません。
バイクショップへ持ち込んで、専門の整備士にチェックしてもらうことをおすすめします。

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