シートが破れてしまったら

シートが破れた時の処置法

バイクのシートが破れてしまうトラブルは、決して珍しいことではありません。
シートの表面は経年劣化するため、少しずつ硬くなってしまいます。
そこにうっかり鋭利なモノを引っ掛けてしまうと、たちまち破れてしまうことでしょう。
その他にも、駐車中にいたずらされてしまうということもあります。

ひどいシート破れなら全面張り替えるという選択肢が真っ先に思いつくかもしれませんが、少し引っ掛けた程度の破れなら、全面張り替え以外の対処法を試してみることをおすすめします。
シート破れの対処法には、いろいろな方法があります。

最も簡単にできるものの、見た目がイマイチな方法なのがガムテープもしくはダクトテープを使って破れた場所をカバーするというものです。
しかし近年では、ガムテープなどでも黒や白、青や赤などバイクのシートに近い色味のものがラインナップされている他、バイクシートに貼る目的に製造されているものもあります。
リーズナブルに手に入るという点、気軽にさっと応急処置ができるという点で、小さな破れならまず最初に試してみたい処置方法と言えます。

2つ目の対処方法は、幌の補修シートを使うというものです。
使い方はガムテープやダクトテープと同じですが、トラックの荷台部分についている幌を補修する目的で開発された補修シートの方が耐久性や対候性という点では優秀です。
基本的に屋外での使用を前提としており、一度貼ると風雨に打たれてもなかなかはがれません。

3つ目の方法は、バイクのシートを補修するための専用テープや専用シートを使うというものです。
シートの補修専用のために開発されたアイテムなので、見た目という点でもシートと一体化してくれます。
ただし、粘着性は幌補修シートほどではありません。
使用する際には、シート部分の汚れや油をきちんとふき取ったうえで、はがれないようにシートの角を丸くカットしてから使うのがおすすめです。

4つ目は、接着剤を使うという方法です。
傷が小さな場合や、破れというよりも穴が開いた場合などに有効な方法で、敗れた部分が広がらないようにできます。
5つ目はシートカバーを装着するという方法で、ガムテープなどで補修した後、なんとなく見た目が気になる場合にシートカバーを付けることによって見た目のアップが期待できます。

破れがひどかったら交換しよう

ざっくりと大きく破れた場合などは、シートやテープで応急処置をしても見た目の面でマイナスです。
それに経年劣化が要因なら、応急処置をしても再び別の場所が破れてしまう可能性があります。
そのため、ひどい破れの場合、思い切ってシートごと交換したり全面張り替えるという処置が得策です。

ブックマーク へのパーマリンク.

コメントは停止中です。