電気トラブルシューティング

バイクのメンテナンス

特に故障していないバイクでも、少しの間バイクを運転しないだけでもバイクはコンディションが悪くなってしまいます。 そして、それを復旧するのはかなりの手間がかかるものです。 初心者にはこのようなトラブルが起こるともうバイクが再起不能の状態になったと不安になりますがそのようなことはありません。 多くの場合には電気系のリコンディションをしたりキャブの清掃をしたりといったことをすれば解決するのです。 とはいっても電気系の調整をするのは初心者にはとてもハードルが高いです。 そこで、ここでは電気系のトラブルが起きたときのために、トラブルシューティングを紹介していきます。

好調なエンジンを維持するには

エンジンが好調な状態を維持するためには混合気、圧縮、火花の3つが良い状態であることが重要です。 キャブレターが不調だと良い混合気が作れないですし、4ストエンジンであれば吸排気バルブのあたりが悪くなり、2ストエンジンであればピストンリングの摩耗で圧縮が得られなくなります。 電気の不調と関連してくるのが火花の状態です。 好調なエンジンを維持するために、特に電気系統で行うべきこととしてはスパークプラグ周辺の確認が必要になってきます。

スパークプラグは消耗部品

スパークプラグは半永久的に使える部品であると考えることはやめましょう。 消耗部品であり、状況によっては交換が必要と考えるようにしましょう。 特に空冷2ストエンジンの場合には冷間時にチョークやスターターを使いすぎてプラグを被らせてしまいます。 それによってすぐにプラグが動かなくなってしまうということも少なくありません。 2ストエンジンでプラグがダメになってしまうとアイドリングが不安定になりますし、加速中に引っ掛かりを感じるようになります。 スパークプラグを交換するだけでバイクの調子が飛躍的に良くなることも多いです。 着火力が低下することで爆発力も低下し不良になるのですが、スパークプラグが不調なのかほかの部分が不調なのかを確認することが重要です。 すぐにスパークプラグを交換するのではなく、まずは電極周辺のブラッシングをしてそれで解決すれば問題ないですし、それでも解決しない場合にはスパークプラグを交換することを検討しましょう。 走行中に失火する場合にはプラグキャップを標準から少し狭めることでも効果が出ることがあります。 始動直後は動くもののエンジンが温まるにつれて不調になるような場合、イグニッションコイルやエンジン内部のエキサイターコイルが原因となるようなことが考えられ、プラグキャップを狭めることで着火しやすくなり走行状態が改善するのです。 この現象はフラマグ点火車に多い現象です。

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