ホンダ・ゴールドウイング

ホンダ・ゴールドウイングの特徴

充実した装備でライダーに上質の快適さをもたらすとともに、どっしりした安定感で余裕ある走りができるのが、ホンダのプレミアムツアラー「ゴールドウイング」です。
ゴールドウイングの誕生は1972年までさかのぼることができます。
50年以上も前に開発がスタートし、初代モデルが発売されたのは1975年、北アメリカででした。

初代モデルは排気量999ccの「GL1000」といって、アメリカ大陸を快適に横断できるスペックを備えています。
また、水平対向エンジンを備えていましたが、これはバイクとしてはかなり珍しいエンジンでした。
その性能の高さに注目した多くのライダーは、パニアケースやカウルなどのツーリングに適した装備を取り付け、より快適性を追求したカスタマイズをしたのです。

そんなゴールドウイングがモデルチェンジを経て、2021年に最新モデルとなって登場しました。
スタンダードモデルと、「ツアー」というトップボックスを装備した上級モデルの2種類で、排気量は1,832ccとなっています。

今回のモデルチェンジでは、スタンダードモデル、上級モデルともにオーディオスピーカーが大きくグレードアップしました。
音質がかなり良くなっています。
また、上級モデルはトップボックスの収容力を高めました。
従来もヘルメットを2個収納できる50Lの大容量でしたが、新型モデルは61Lとさらに11Lも増えています。

また、これも上級モデルについてですが、シートの表皮が従来モデルから変更されています。
フィット感を高めるとともに、バックレストの角度が増したためタンデム走行の快適性も高まりました。

ホンダ・ゴールドウイングのおすすめポイント

ホンダ・ゴールドウイングは、非常に男性らしいスタイルでおすすめです。
フロントマスクがきりりとシャープで堂々たる風格を醸し出しています。
ウインドスクリーンは大型で、無段階に高さを調整できる電動式です。
リアのライトには多眼LEDを採用し、リアウインカーとストップランプを囲むようにテールランプが配されているのも印象的です。

また、ホンダ独自のダブルウイッシュボーンをフロントサスペンションに備えているのも注目ポイントでしょう。
低速から高速までどの速度帯でも非常に快適な乗り心地を生み出します。

上級グレードは389kgと重量がありますが、足つきを考慮してシート高は745mmに抑えられています。
またがった状態からサイドスタンドを引き起こすのも楽です。
加えて、シートはバイクの座席というより高級ソファーといった質感で、しかもタンデムシートのホールド性、快適性ともに高く、奥さんや彼女とのツーリングにもふさわしいのではないでしょうか。

ハーレーダビットソン ソフテイル FLSS/ソフテイル スリムS

ハーレーダビッドソンは全男のあこがれ

かっこいいバイクはと聞かれて、一番初めに思い浮かべるメーカーと言えばやはりハーレーダビッドソンですよね。
言わずと知れたアメリカの老舗メーカーで、全世界のその愛用者がいます。

そんなハーレーが満を持してリリースしたソフテイル FLSS/ソフテイル スリムSは、男のあこがれの慣性系といったフォルムで、まさに王道のど真ん中を走り抜ける車種です。
見た目だけでなくあらゆる性能もこだわりぬかれており、バイクが好きでたまらない方にとっては、最上級の愛車となりえます。
これまで何台ものバイクを乗りこなしてきた玄人向けにチューンナップされた性能を思い切り肌で感じて、何キロも一緒に旅をしたくなります。

伝統のソフティルファミリーに加わった扱いやすいバイク

ハーレーダビッドソンの代表的な車種と言えば、ツアラーなどが思い浮かびますが、同様にソフティルも長く続くシリーズとして広く知られています。
その中でも最高クラスの排気量である1801㏄をマークしたこのバイクは、現段階でのトップオブトップと言えるでしょう。

1984年から続くソフティルファミリーは、いかにもアメリカそのものを感じさせるデザインになっており、ルート66を颯爽と走り抜けるイメージそのままに乗りこなすことができます。
ハーレーに持たれていた壊れやすい等といったマイナスイメージを払しょくするように、高い強度と走行性能でベテランライダーたちをうならせます。
名前にスリムと銘打っているだけあって、大きく見えても乗ってみると扱いやすく、曲がりぐあいもスムーズなため、少々入り組んだ道でもしっかりとその実力を発揮してくれるなど、とても扱いやすいバイクです。

長距離ツーリングに最適なパワーと足つきの良さ

見た目がたくましいので、ハンドリングなどに少々癖があるように感じますが、操作性も十分考慮されており、人間工学に基づいた最適なポジショニングで長時間の走行でも疲れず、カーブなどの操作性も良好です。
体格の差で感触は違いますが、女性でも足つきが可能なのでバランスもとり易く、安心して乗車することができます。

前後16インチのタイヤは地面とのグリップ性も良く、悪条件の道でもスムーズに走り抜ることが可能です。1801㏄は街中では力を持て余しますが、遠出をした際にはこの上ないパフォーマンスを発揮してくれます。

ソフテイル FLSS/ソフテイル スリムSを購入したい方へ

この車種は、中古市場でおよそ220万円前後です。
ハーレーダビッドソンだから、これくらいの価格は覚悟しておきたいところですが、パワーのあるエンジンやパフォーマンスの良さを考慮しても決して高すぎる買い物ではないはずです。

何年もバイクに乗ってきたベテランライダーのあこがれを手に入れてみてはいかがでしょうか。

ドゥカティ パニガーレV4R

イタリアならではの気品あふれるデザインと高級感

国内メーカーだけでなく、海外ブランドのバイクが欲しいという方は、ドゥカティ パニガーレV4Rをお勧めします。
ドゥカティは、イタリアのボローニャ地方にある会社で、これまで世界中の名だたるレースコンテストにおいて、優秀な成績を収めてきました。

この車種は、そんなドゥカティから2019年に発売されたモデルで、同メーカーで現在まで出ている車種の中では一番高い221馬力を誇っています。
走りの強さはもちろん、その洗練されたデザインに昔からのファンも多く、行動走行可能なレーシングバイクと言った位置づけになります。
イタリアンレッドの輝くボディは、誰に見られても恥ずかしくない気品を放っており、ワンランク上の男が駆るバイクとしてはこの上ない選択肢と言えます。

見た目とは裏腹の驚きの軽さで操作性抜群

車体は、ボディの赤さも相まって大きく見えますが、全体的な重さは軽量化が図られており、想像以上に扱いやすいのが特徴です。
エンジンハンガーの上部がくりぬかれており、余計な負荷がかからないバランスの良さと、フロン路フレームの強さがうかがえます。

前回のモデルからわずか2年という短期間でブラッシュアップされた車種にしては、全体的なスペックアップもきちんと図られており、特に目を引く部分で言えば、カウル部分をオーソドックスなルーバータイプのエアアウトレットに変更しています。
これにより、効率よく車体の冷却化が可能となり、長期間パワーを保ったまま走行が可能になりました。

車体もエンジンも正に芸術品

直線を主体として鋭い面持ちのドゥカティ パニガーレV4Rは、その見た目のインパクトはどのメーカーにも引けを取らない潔さが有ります。
どの角度から見ても飽きの来ないデザインで、様々なシチュエーションに於いても映えるこのバイクは正に芸術品と言っても過言ではありません。

エンジンに至っては、数々のレースを百戦錬磨してきた技術を素直に落とし込んでいるので物足りなさは全くありません。
公道走行用のV4も同じく、このメーカーのレース専門の子会社であるドゥカティ・コルセとの共同開発を経て生み出された技術の結晶であるエンジンがもたらすパワーで公道を走行可能なバイクにおけるポテンシャルの最高値を体感できます。

ドゥカティ パニガーレV4Rの購入を考えている方へ

ドゥカティ パニガーレV4Rは、レース用の車種となりますので、公道で使用したい場合はV4を選んでください。
価格は265万円からです。

派生シリーズも何種類か出ており、自身の体型などと相談をしながら、ピッタリの物を手に入れてください。
少々値段は張ってしまいますが、世の中に存在するバイクの中でもひときわ美しい芸術品を手に入れるような感覚になれます。

ホンダ CRF1000L アフリカツイン

世界的レースのスペックを落とし込んだ車種はいかがですか

バイク好きの方は、パリ・ダカールラリーを見ている方も多いと思います。
応援する国産メーカーの車種がいい成績を残していれば、自分のことのように嬉しいですよね。

今回紹介するホンダ CRF1000L アフリカツインは、そんなレースゲームで優秀な成績を残した車種のスペックをふんだんに落とし込んだものです。
ホンダ CRF1000L アフリカツインは、1980年代にホンダが連勝したのを機に、その性能をフィードバックされる形で生産された一般向けのバイクです。
2000年ころまで生産がされ、今なお最新の技術を取り入れながら進化しており、常に高い人気を誇るこの車種は、主にオフロード向けの性能を持ちながらもどんなシチュエーションでもしっかりとした安定性を発揮できるものとして広く知られています。

ホンダ CRF1000L アフリカツインのデザインに対するこだわり

レース用のスペックをただ落とし込んだだけでは広く魅力は伝わりません。
デザインの細部までこだわりをもって仕上げることで最高のバイクとして仕上がります。

そんなこだわりが随所にちりばめているこのバイクの一番特徴的な部分と言えば、ボディの形状です。
突起物を出来るだけ排除し、周りの環境からのダメージを減らすことで悪条件の道などの飛び石の被害を受けることが抑えられ、ライダーのことを第一に考えられた造りとなっています。
その他にも、いつまでも外観イメージが損なわれないために着色パーツを使い構成されています。

運転性能や乗り心地はどうか

エンジンなどについては、レース用の落とし込みということも有り、パワーも文句のつけようがないポテンシャルを発揮してくれます。
回転数もスムーズに上がっていき、より素直な加速を感じることができます。
さすがに、オフロードを駆け抜けてきたことも有りハンドル操作がしやすいように計算されて、スリムな車体でありながらも安定性が抜群で、長時間乗っていても疲れません。

燃費に関してもリッター20キロ以上は出ますので、経済的で毎週末乗り回してもガソリンの残量を細かく気にしなくても良いでしょう。
国内仕様であれば、シートが少し低く作られるので、足つきなども問題なくクリアできます。

これからホンダ CRF1000L アフリカツインを購入する方へ

ホンダ CRF1000L アフリカツインは、2020年製造からホンダ CRF1100L アフリカツインとなり、スペックが少し上がっています。
旧型の物が欲しいのであれば主に中古市場となりますが、今でも入手可能ですので探してみてください。

1100Lに代わって少しコンパクトになっています。
ご自身の体型では1000Lが扱えなかった方も、1100Lであれば大丈夫という方も多いのではないでしょうか。
価格帯は中古で120万円前後です。ダカールラリーのスペックを落とし込んだロマンを、あなたも味わってみてください。

カワサキ Ninja H2/H2R

近未来的なフォルムのバイクはいかがでしょうか

普通に街乗りや遠出をする際、ザ・バイクといった形の物を選ぶ方は少なくありません。
その方が周りに溶け込めますし、何より見慣れたデザインで安心します。

ですが近年、もう一歩先のカッコよさを求める方に大人気になった車種が有ります。カワサキ Ninja H2/H2Rは、そんな方の心をくすぐるバイクです。
何といっても近未来的なフォルムは、どの角度から眺めてもほれぼれするような直線を主体としたデザインで、各所のとがり具合もいい味を出しています。
まるでヒーローが駆る愛車のような感じで、このバイクなら誰にも負ける気がしないという気分になれます。
男のロマンを追求している方は、一度検討してみてはいいバイクではないでしょうか。

カワサキ Ninja H2/H2Rの特徴は

日本が世界に誇る企業の川崎重工業製のバイクです。
ニンジャという名前の通り、古き良き日本の伝統であるデザインの緻密さも取り入れ、その強度や走行スペックにおいても、初めてバイクを購入する方から、古くからのバイクファンまでをうならせました。

元々一般公道用で発売されたH2のサーキット走行用モデルとして販売されたH2Rは、2015年ころから受注生産され、エアロウィングが追加されるなど走行に特化したスペック強化などがされてきました。
H2も、他とは絶対に被らない革新的なデザインで人気を博しました。
ニンジャの代名詞ともいえる銀鏡塗装は、どこに置いていてもその存在感を十分に発揮しますし、所有しているものだけが味わえる優越感は他のどのバイクよりも高い物と言えます。

スペックは現在の技術を惜しげもなくつぎ込んだ最上級

ここでカワサキ Ninja H2/H2Rのスペックについてみていきましょう。
最大出力170Wのスーパーチャージ度エンジンを搭載しており、どのような回転域からでも最高のパワーを引き出してくれます。
これにより、走行で感じるパワーは絶大です。元々製造時のコンセプトとして、全てを超えてくるものを念頭において開発されているので、これまでのバイクに満足がいかなくなるほど、目まぐるしい進化を実感できるでしょう。

本体カラーもシックなブラックやシルバーを基調としながら、差し色でライトグリーンのフレームが目を引きます。
他には絶対存在しない、唯一無二なバイクを街中や郊外で乗り回す姿は、他のライダーからもあこがれの的に間違いありません。

カワサキ Ninja H2/H2Rの価格帯は

H2Rは、主にレース場専用機なので購入したところで行動は走れませんが、H2については、思い切りそのポテンシャルを感じながら楽しむことが出来そうです。
価格は中古市場であれば250万円程度から、新品であれば356万円です。

一般的な乗用車を購入するよりも値段が張りますが、それ相応の価値は見出せるのでこれから長い間バイクと人生を歩みたい方は入手しても後悔は無いでしょう。

ヤマハ NIKEN

武骨でかっこいいデザインなら右に出るものは無い

男性の方がバイクを選ぶ際に一番気にしているのが、詳しい方であればエンジンの性能や走行スペックを中心としたものですが、とにかく初めて購入する方は見た目から入る方も多いと思います。
よりスマートに乗れるものや、男らしさが垣間見えるものや世の中には様々なバイクが存在しますが、今回紹介するヤマハ NIKENは、男性ならではの力強さが強く感じられるデザインとなっています。

珍しい3輪タイプの物で前方に2輪、後方に1輪の配置です。
なかなかほかの車種と被ることが無いため、個性を追求した方も武骨なデザインが好みの方も必ず納得のいく見た目となっています。
安定性に優れ、どんな方でも扱える身近なバイクとして人気を集めています。

スペックは目を見張る安定性と力強さが特徴

見た目のパワフルさに比例して、このバイク自体のポテンシャルもとても高い物となっています。
主に3気筒エンジンが繰り出すパワーの奥深さは、納得の走りを追求できます。フロントが2厘になっていることも有り、走行の安定性は抜群で、きわどいコーナリングにもきっちり対応してくれるのが嬉しいポイントです。

とても扱いやすいバイクなので、運転を始めたてでなかなか不安な方もこのバイクなら安心して乗りこなすことが可能です。
タイヤも一般的なバイクより太めのものが使用されています。
タイヤメーカーとの共同開発をしていることによって、地面のグリップ性能が増した状態になっており、少々悪条件の道でも心配ありません。

武骨なだけではく細かく計算された構造

武骨なバイクでありながら、快適なハンドリングができるように構造部分は細かく計算されています。
一番注目すべき点はフレームです。ヘッド部分や接続部分には鉄材、ピボット付近はアルミなど、各所によって材質を変えているため、車体全体のバランスが取れています。

ハンドリングがしやすくなり、より快適な走行を実現させています。
また、リアサスペンションについては特別な工具を使用しなくてもプリロード調整が可能となっており、乗り心地の調整の手軽さにも大きく貢献しています。
燃料タンクも軽量のアルミ材を使うことにより、車体全体の重量を抑え取り回しがしやすい構造になっています。

これからヤマハ NIKENを購入しようとしている方へ

ここまで紹介してきたように、なかなか他とは被らない個性的なデザインです。
自分は独特なバイクを探しているという方にとっては、ベストマッチな車種かもしれません。

走行スペックに関しても、不安な部分が無くどんなシチュエーションでも必ず満足のいく走行がかなうバイクです。
お値段が少々張りますが、投資しても損はない車種なのでこれから本格的にバイクに乗ってみたい方や、かっこいいバイクを追求していきたい方は是非一度試乗してみてください。

スズキ GSX-R750

スズキ GSX-R750の魅力とスペックを知ろう

元々レース用に誕生したスズキ GSX-R750は、油冷エンジンでは到底勝てないと、1992年、フルモデルチェンジの際、水冷エンジンに切り替えています。
エンジンは水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒、排気量は749㏄、車両重量は208㎏です。

1992年のフルモデルチェンジでダブルクレードルフレームが5角形断面の新しい設計となっています。
車体関係に関しても、前後サスペンションに左右非対称スイングアームを設置、この辺りも大きな変化といえるでしょう。

初代モデルから大きなフルモデルチェンジとなった1996年・1998年のスズキ GSX-R750

サーキットで制覇を考えていたスズキは、フレームからエンジンまで刷新を図ります。
フルモデルチェンジではパワーを大きくするほか、コンパクトに設計することにこだわりました。

アルミ製のツインスパーフレームで動力性能と運動性能も一気にアップ、レースでも高い評価を受けています。
1998年にはF1化したエンジン搭載モデルを作り、2000年にはさらにフルモデルチェンジ、パワフルでコンパクト化もさらい進化したバイクとなったのです。
こうした歴史を経てスズキ GSX-R750は人気のバイクとなっていきました。

大ヒットしたスズキ GSX-R750

スズキ GSX-R750はスズキの大ヒットバイクといえます。
1985年の販売台数も5500台以上とかなりの台数が売れていることがわかるのです。
この年、このクラスのバイクの中で販売台数のトップとなりました

なぜこれほどまでにヒットしたのかというと、やはり驚きのスペックを持っていたことが要因と考えられます。
大型バイクレースに登場するバイクのほとんどが大柄で重い車体、コーナリングを軽快に走るためにはチューニングに多大な費用がかかりました。

しかしスズキ GSX-R750は当時、新設計のアルミダブルクレードルフレームが設置され、国内のバイクの中で高い馬力を発揮したのです。
通常こうした馬力を持つためにはバイクに重量が必要なのですが、スズキ GSX-R750は179㎏と軽量で、レースに出ているほかライバルメーカーのバイクと比較すると格段に高いスペックを誇っていました。

その当時、どんなバイクを使ってもスズキ GSX-R750は競り合いに負けないといわれるくらいで、圧倒する力を持っていたのです。
その後、スズキ GSX-R750をさらにレーシーにしたGSX-R750Rが登場し、これもまた注目され、人気車種となりました。

圧巻のレースが人気に拍車をかけた?

1985年から3年連続、全日本ロードレース選手権TT-F1クラスで優勝、ルマン24時間耐久レースではなんと1位、2位を独占、翌年のAMAデイトナ200でも2位に輝きます。
こうした戦績を見てホンダ、ヤマハ、カワサキもこぞって対抗モデルを出したのです。

つまり、このスズキ GSX-R750がなければ名車と呼ばれる数々のスーパースポーツが生まれなかった可能性も秘めています。
レースで勝利し、その姿、性能が世界に知れたことでスズキ GSX-R750は不動の人気車となったのです。
スーパースポーツが好きな男性なら、一度は乗ってみたいと感じるバイクでしょう。

ドゥカティ XDIABEL

ドゥカティ XDIABELとはどんなバイク?

ロングツーリングでその魅力を発揮するともいわれるドゥカティ XDIABELは、イタリアの洗練されたデザインと先進テクノロジーによる高いパフォーマンスが融合したバイクといわれています。
見た目にはこれまでのディアベルと変わらず、かなり個性的なデザインです。
しかしディテールは同じところが存在せず、顔つきもタンクやカウルの形状も、後輪の駆動すら違いがあります。

これまでのディアベルの雰囲気はそのままに、前後に長い低めのスタイルの形状に高い品質を加えたバイクです。
同じように見えても、実は全く違うモデルといえます。

ドゥカティ XDIABELの魅力はどんなところ?

ドゥカティ XDIABELに乗ってみて気が付くのですが、ライディングポジションがほぼ、クルーザーという点です。
車体が低めで、日本人でも両足べたつきが可能、このシート高については従来のディアベルも同じといえます。

しかしライディングポジションについて、従来のディアベルはミッドコントロールですが、ドゥカティ XDIABELはフォワードコントロールです。
つまり、クルーザーに近いライディングポジションを持っています。

エンジンは排気量が65㏄アップとなって、1262㏄です。
最高出力は165psとスーパーバイクくらいの力を持ち、最大トルクに至ってはムルティストラーダ1200と同じ数値となっています。

ドゥカティ XDIABELのコンセプトはロースピードでエキサイトメントですから、クルーザー的バイクでも速度を少し落とし目で1段階高いギアで楽しめるバイクです。
ドコドコというロングストロークLツインらしいエンジン音もドゥカティ XDIABELの魅力といえます。

走行性は見かけによらずスムーズ、スイスイ軽やかに走る

ディアベルのハンドルを見れば旋回性能が悪いのも仕方ないと考えますが、ドゥカティ XDIABELは改善されています。
ロングホイールベースなので高速巡航しても不安なこともなく、どっしり安定し、ビッグクルーザーによっているようなイメージです。

レーンチェンジをする場合にもちょっとした操作で楽に動いてくれますし、長く続くループでもしっかりコーナリングしてくれます。
直線走行はもちろん、コーナリングも楽しめるとなると、やはり元のディアベルとは一味違うことがわかるのです。

走行性能に加え品のあるエレガントな魅力も人気の秘訣

このバイクにはスーパーバイクの要素である、電子制御も搭載されています。
クルーザーは最先端技術と関係ないというイメージがありますが、ドゥカティ XDIABELには、ドゥカティトラクションコントロールにコーナリングABS、ライディングモードなど魅力ある電子制御が搭載されているのです。

スポーツ、ツーリング、アーバンという三つのライディングモードがあるので、走りに応じて使い分ける事ができ、快適性も増しています。
形状もデザインも実にドゥカティらしさを持っていますが、従来のディアベルにプラスの魅力を持ったこともあり、ドゥカティ XDIABELは高い人気を誇っているのでしょう。

カワサキ W650

クラシカルで楽しいバイク、カワサキ W650のスペックと魅力とは

カワサキ W650といえばクラシカルでオールドルックスを持ち、見た目にも渋さのあるかっこいいバイクです。
クラシカルであっても、街乗りからワインディングのきつい道、またオフロードまでこなせるオールマイティさも持っています。

エンジンは空冷4ストローク2気筒SOHC4バルブ、排気量は675㏄です。
最高出力は50PS(37kw)/7500rpm、最大トルクは5.7kg-m(56 Nm)/5500rpm、5速リターン変速機で、車両重量は乾燥需要で195㎏となっています。

トライアンフなどの英国車に近いデザインで、ネオクラシックと呼ばれる古風な見た目を持ち、クラシカルなバイクが好きな人にとってたまらない魅力を持っているバイクです。
シックでも細部まで作りこまれている厚生、高級感もありエンブレムもどこもかしこも計算された美しさを持っています。

カワサキ W650の乗り心地はどうなのか?

これからバイクを購入しようと思っている人、またカワサキ W650を欲しいと思っている人にとっては、取り回しや乗り心地に関しても気になります。
カワサキ W650の乗車ポジションは堅苦しくなく、リラックスして乗ることができるポジションです。
サスペンションが優しいので長く運転しても疲労しないと感じる人も多いのですが、シートの形状によるポジションからどうしてもお尻に体重がかかるのでお尻が痛くなるという人も少なくありません。

しかしシートは広めでタンデムしても狭さを感じませんし、操縦しにくいと感じることもないバイクです。
車体重量は200㎏以下なので取り回しもそれほど苦にならないでしょう。

またこのバイクは、タンク容量が大きいので一度にたくさんの給油が可能です。
長距離を運転しても給油回数が少なくて済むので、お尻の痛みさえ気にならなければロングツーリングにもおすすめのバイクといえます。

人気の要因はどこにあるのか?

カワサキ W650は旧車の中でも人気があるバイクです。
クラシカルなフォルム、乗りやすさ、扱いやすさ、それに燃費に関しても25km~30km/Lくらいという人が多いので、悪くありません。
男性が乗るにしても、女性が乗るにしても、魅力あるバイクといえます。

現代の技術を使ったバーチカルツインとしての魅力も持っていますが、何せ旧車ですからメンテナンスに関しても面倒がかかりますし、コンディションを維持するために苦労することもあるのです。
しかしその手がかかるという面も、バイクを楽しむ要素なのではないかと感じます。

クラシカルで何かと手をかけないといけない、自分がしっかりメンテナンスしないと成り立たないバイクは愛着がわくのです。
レストアが好き問人にとっても、このバイクは高い魅力を持っているといえます。
見た目、走行性能、扱いやすさ、でもちょっと手がかかる、子供のようなイメージのバイクだからこそ人気が高いのでしょう。

カワサキ Z1

カワサキ Z1の魅力はどこに?

今も高い人気を誇っているカワサキ Z1は、性能も高く美しい形状を持つバイクといわれています。
多くのライダーを魅了してきたカワサキ Z1は、旧車の中でも入手可能なバイクであり、純正パーツも見つけやすいという点も魅力です。

しかしこのバイクの一番の魅力は、ガソリンタンクの美しさに尽きるでしょう。
ティアドロップ型のガソリンタンクはきれいな流線型で、見る者を圧倒します。
クロムメッキで仕上げれたフェンダーも品がよく、この造形美こそ、カワサキ Z1の大きな魅力といえるのです。

この美しい形状は、その後ゼファーにも採用され、現在はカワサキのバイクの礎ともなっています。
エキゾーストパイプの流れるようなラインも人気の秘訣です。
カスタムもいいのですが、生産された時点ですでに美しいボディを持つカワサキ Z1を、そのままの形で楽しむのもいいでしょう。

カワサキ Z1はどんなバイクなのか?

1968年にホンダが東京モーターショーで出した、ドリームCB750Fourは同じ方向性でエンジンの試作等行っていたカワサキにとって「やられた」という状態になりました。
ホンダに負けないため、DOHCエンジンを導入、バイクの足つき性も改良を加え、後発だからこそより良い商品づくりができることを証明したのが1968年に登場したカワサキのH1、1971年のH2です。
これらのバイクによって北米、欧州エリアで高性能な大型車を作るカワサキというイメージを植え付けることに成功しました。

その後、ホンダのCB750Fourよりも全てにおいて上回るバイクとして誕生したZ1は、高い駆動系を持つバイクとして定着し、販売台数をぐっと伸ばします。
現代のバイクの中では車体が弱いともいわれますが、乗ってみれば高い質を持ったバイクとわかるのです。

スペックは全長×全幅×全高が2200×865×1170㎜、シート高は780㎜、燃料タンク容量が18Lとなっています。
最高出力は82ps/8500rpm、最高トルクが7.5kg・m/7000rpm、排気量は903㏄です。
エンジンは水冷4サイクル4気筒DOHC2バルブ、ブレーキは油圧ダブルディスクと油圧ディスク、始動はセルフ・キック併用となります。

カワサキ Z1が長い人気を誇っているのはなぜ?

カワサキ Z1は今も人気のあるバイクとして知られていますが、その人気は走りの良さにあるといわれています。
何度も作りこまれたエンジンは、最大出力82ps/8,500rpmを誇り、高い剛性を持つ鋼管製ダブルクレードルフレームによって、高い走行性を持つバイクです。

コーナリングで思い切って倒しこめば、高い旋回性能でどんどんコーナーをクリアします。
最高速度は時速200㎞を超え爆発的な力を持っているのも人気の用意でしょう。
パワーとしては暴れ馬的なものがありますが、ソフトなブレーキで柔軟な走りができるのも嬉しいバイクです。

バイクのりの皆さんは愛車をカスタムすることに魅力を感じる人もいます。
しかしこのカワサキ Z1はカスタムせず、ノーマルで乗ってもかっこよく面白いという、魅力あるバイクです。