カワサキ Z1

カワサキ Z1の魅力はどこに?

今も高い人気を誇っているカワサキ Z1は、性能も高く美しい形状を持つバイクといわれています。
多くのライダーを魅了してきたカワサキ Z1は、旧車の中でも入手可能なバイクであり、純正パーツも見つけやすいという点も魅力です。

しかしこのバイクの一番の魅力は、ガソリンタンクの美しさに尽きるでしょう。
ティアドロップ型のガソリンタンクはきれいな流線型で、見る者を圧倒します。
クロムメッキで仕上げれたフェンダーも品がよく、この造形美こそ、カワサキ Z1の大きな魅力といえるのです。

この美しい形状は、その後ゼファーにも採用され、現在はカワサキのバイクの礎ともなっています。
エキゾーストパイプの流れるようなラインも人気の秘訣です。
カスタムもいいのですが、生産された時点ですでに美しいボディを持つカワサキ Z1を、そのままの形で楽しむのもいいでしょう。

カワサキ Z1はどんなバイクなのか?

1968年にホンダが東京モーターショーで出した、ドリームCB750Fourは同じ方向性でエンジンの試作等行っていたカワサキにとって「やられた」という状態になりました。
ホンダに負けないため、DOHCエンジンを導入、バイクの足つき性も改良を加え、後発だからこそより良い商品づくりができることを証明したのが1968年に登場したカワサキのH1、1971年のH2です。
これらのバイクによって北米、欧州エリアで高性能な大型車を作るカワサキというイメージを植え付けることに成功しました。

その後、ホンダのCB750Fourよりも全てにおいて上回るバイクとして誕生したZ1は、高い駆動系を持つバイクとして定着し、販売台数をぐっと伸ばします。
現代のバイクの中では車体が弱いともいわれますが、乗ってみれば高い質を持ったバイクとわかるのです。

スペックは全長×全幅×全高が2200×865×1170㎜、シート高は780㎜、燃料タンク容量が18Lとなっています。
最高出力は82ps/8500rpm、最高トルクが7.5kg・m/7000rpm、排気量は903㏄です。
エンジンは水冷4サイクル4気筒DOHC2バルブ、ブレーキは油圧ダブルディスクと油圧ディスク、始動はセルフ・キック併用となります。

カワサキ Z1が長い人気を誇っているのはなぜ?

カワサキ Z1は今も人気のあるバイクとして知られていますが、その人気は走りの良さにあるといわれています。
何度も作りこまれたエンジンは、最大出力82ps/8,500rpmを誇り、高い剛性を持つ鋼管製ダブルクレードルフレームによって、高い走行性を持つバイクです。

コーナリングで思い切って倒しこめば、高い旋回性能でどんどんコーナーをクリアします。
最高速度は時速200㎞を超え爆発的な力を持っているのも人気の用意でしょう。
パワーとしては暴れ馬的なものがありますが、ソフトなブレーキで柔軟な走りができるのも嬉しいバイクです。

バイクのりの皆さんは愛車をカスタムすることに魅力を感じる人もいます。
しかしこのカワサキ Z1はカスタムせず、ノーマルで乗ってもかっこよく面白いという、魅力あるバイクです。

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