ドゥカティ XDIABELとはどんなバイク?
ロングツーリングでその魅力を発揮するともいわれるドゥカティ XDIABELは、イタリアの洗練されたデザインと先進テクノロジーによる高いパフォーマンスが融合したバイクといわれています。
見た目にはこれまでのディアベルと変わらず、かなり個性的なデザインです。
しかしディテールは同じところが存在せず、顔つきもタンクやカウルの形状も、後輪の駆動すら違いがあります。
これまでのディアベルの雰囲気はそのままに、前後に長い低めのスタイルの形状に高い品質を加えたバイクです。
同じように見えても、実は全く違うモデルといえます。
ドゥカティ XDIABELの魅力はどんなところ?
ドゥカティ XDIABELに乗ってみて気が付くのですが、ライディングポジションがほぼ、クルーザーという点です。
車体が低めで、日本人でも両足べたつきが可能、このシート高については従来のディアベルも同じといえます。
しかしライディングポジションについて、従来のディアベルはミッドコントロールですが、ドゥカティ XDIABELはフォワードコントロールです。
つまり、クルーザーに近いライディングポジションを持っています。
エンジンは排気量が65㏄アップとなって、1262㏄です。
最高出力は165psとスーパーバイクくらいの力を持ち、最大トルクに至ってはムルティストラーダ1200と同じ数値となっています。
ドゥカティ XDIABELのコンセプトはロースピードでエキサイトメントですから、クルーザー的バイクでも速度を少し落とし目で1段階高いギアで楽しめるバイクです。
ドコドコというロングストロークLツインらしいエンジン音もドゥカティ XDIABELの魅力といえます。
走行性は見かけによらずスムーズ、スイスイ軽やかに走る
ディアベルのハンドルを見れば旋回性能が悪いのも仕方ないと考えますが、ドゥカティ XDIABELは改善されています。
ロングホイールベースなので高速巡航しても不安なこともなく、どっしり安定し、ビッグクルーザーによっているようなイメージです。
レーンチェンジをする場合にもちょっとした操作で楽に動いてくれますし、長く続くループでもしっかりコーナリングしてくれます。
直線走行はもちろん、コーナリングも楽しめるとなると、やはり元のディアベルとは一味違うことがわかるのです。
走行性能に加え品のあるエレガントな魅力も人気の秘訣
このバイクにはスーパーバイクの要素である、電子制御も搭載されています。
クルーザーは最先端技術と関係ないというイメージがありますが、ドゥカティ XDIABELには、ドゥカティトラクションコントロールにコーナリングABS、ライディングモードなど魅力ある電子制御が搭載されているのです。
スポーツ、ツーリング、アーバンという三つのライディングモードがあるので、走りに応じて使い分ける事ができ、快適性も増しています。
形状もデザインも実にドゥカティらしさを持っていますが、従来のディアベルにプラスの魅力を持ったこともあり、ドゥカティ XDIABELは高い人気を誇っているのでしょう。